フォト

Profile

  • 医師・イシハラクリニック副院長。
2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

Photo: Osamu Hoshikawa

« 2017年7月 | トップページ | 2017年9月 »

2017年8月

2017年8月31日 (木)

アザができやすい人、出血や炎症がある人は要注意!

みなさん、こんにちは。

女性の患者さんに「ぶつけた記憶がないんだけど、アザができやすいのよね」とよく言われます。

これは、血行が悪い証拠!

心臓にもどってくる血液の流れが悪いと、毛細血管に血液がうっ滞します。要は、血液が渋滞している状態。血液がうっ滞しているので、毛細血管がパンパンに膨らんでくるので、ちょっとした刺激で毛細血管が破けて出血するのがアザ(皮下出血)になります。

この血行が悪い状態を漢方で「瘀血(おけつ)」と言います。

★瘀血の症状★
・アザ(皮下出血)
・目の下のクマ
・下肢静脈瘤
・生理痛、生理不順、子宮筋腫
・切れ痔、いぼ痔
・肩こり、腰痛
・手のひらが赤い
・赤ら顔
・歯茎が茶色い
・舌が紫色
・出血(歯肉出血、鼻血、喀血、吐血、血尿、不正出血、下血など検査で異常がなくて出血するもの)
・炎症(歯周病、蓄膿症、皮膚の炎症、喉が腫れやすいなど)

漢方では出血は汚れた血液を捨てようとする反応と考えます。また細菌が繁殖して起こる炎症は、血液が汚れているから細菌が繁殖しやすい環境にあると考えます。細菌が大好きな余分な栄養や老廃物があるから細菌が繁殖して慢性的な炎症が起こるのです。

サラサラ流れる川の水はきれいですが、流れが悪くなると、ドブ川になりますね!それと同じで血液の流れが悪くなると、老廃物の排出がスムーズにできず、血液が汚れてきます。なので、瘀血=汚血 とも言えるのです。

またこの瘀血=汚血の状態を放っておくと、心筋梗塞・脳梗塞などの血管系の病気やがんなどの深刻な病気につながる可能性があります。

上記に書きました瘀血の症状は、未病の段階ですので、瘀血の症状がある人はぜひ今から血液をキレイにするとよいです。

血液をキレイにするには、少食と運動で便秘をしないこと!
・食べ過ぎない(1日2食以下)
・運動や入浴で、全身の血行をよくする
・汗をかく
・体を冷やさない
・便秘をしない
・ストレスを溜めない(ストレスは交感神経を優位にし血行を悪くさせる)

「万病一元、血液の汚れから生ず」という言葉があります。すべての病気は血液が汚れているから起こるんだ!ということ。血液をキレイに保つことが大切ですので、ぜひ意識してくださいね!!!



2017年8月13日 (日)

テレビ朝日系列「グッド!モーニング」出演

みなさんこんにちは!

お知らせです。

明日8月14日(月)朝4:55~8:00放送のテレビ朝日系列「グッド!モーニング」で”冷えバテ”についての私の考え方/解説がとりあげられます!



お時間のある方は是非ご覧ください!

2017年8月10日 (木)

「奇跡の酢納豆」出版

みなさん、こんにちは。

本日8月10日、宝島社さんより


が出版されました!

皆さんぜひ読んでみてください!

2017年8月 3日 (木)

「肉食メイン+糖質制限」食に反対!!

みなさん、こんにちは!

ここ数年、炭水化物は控えて肉をたくさん食べましょう!という健康法が増えていますね。それを実践された何人かの患者さんが、中性脂肪、コレステロール、尿酸値、血圧が上がったと言っていました。

肉食+糖質制限の食事を続けられて採血の数値がよく体調の良い方はそれでよいかもしれません…色々な健康法があって、それぞれに理論や裏付けがあると思います。理論がそうだな!と思ってやってみても、自分に合わないこともあると思います。やってみて、体調のいいものを選んで続けていくのがよいと思いますよ!

ここからは私の意見です。

私が思うことは、まず「歯に合った食事」が大切だということ。どの動物も歯に合った食事をしていますね!「歯は消化器の鏡」といって歯をみれば、その動物の消化能力がわかります。肉食の動物は肉を消化するための消化器をしているのです。なので、歯に合った食事が一番その動物の消化器に負担をかけない食べ方になります。

人間は32本歯があるうちの20本(62.5%)は臼歯(きゅうし)という穀物をすりつぶすための歯。前歯上下合計8本(25%)は門歯とよばれ野菜や果物をかみちぎるための歯。残りの4本(12.5%)は犬歯といって肉や魚を引き裂くための歯。

人間にとって、このバランスで食事をすることが一番消化器に負担がかからない食べ方なのです。

そしたら、糖質が多くなってカロリーオーバーになるじゃないか?とよく言われます。
運動もしないで3食を食べようとするから、カロリーが多くなってしまうのです。

厚生労働省の食事バランスガイドのコマの絵を見たことありますか?
よく見てください!コマの上を人間が走っています!!!運動をすることを前提に、これだけ食べましょう!ということなのです。運動量が少ない現代人には、前記しました歯に合った食事で、1日2食がベストだと思っています。

なので、肉食メイン+糖質制限はまさに、肉食動物と同じ食べ方!人間の消化器にとってはとても負担がかかる食べ方なのです。消化器に負担をかけ続けることが、がんも含めて病気の原因になります。

体にとって肉を消化するのは、ものすごく大変な作業です。私は焼き肉にはめったに行かないのですが、たまに行くと半日くらい胃がもたれて、そのあと下痢になります。肉を消化するのは、本当に大変だなと、いつも実感します。

あの肉のかたまりを分解し、アミノ酸にして小腸から吸収させるには、胃やすい臓から、ペプシンやトリプシン(タンパク質分解酵素)やリパーゼ(脂肪分解酵素)をたくさん分泌させないといけないですし、タンパク質には窒素が含まれているのでタンパク質を代謝する過程で毒性の強いアンモニアが発生します。このアンモニアを肝臓が頑張って、毒性の低い尿素に解毒しないといけません。

漢方の診察では「視診」もとても大切で、私は患者さんの顔色をみたり、口臭や体臭を判断するクセがついているのですが、肉食メインにしている人は、ツーーーンとくるアンモニア臭がするのですぐにわかります。

やっとアンモニアを尿素に分解したら、今度は尿素を腎臓でろ過し尿酸にしないといけないので、また腎臓にも負担がかかってきます。

さらに、未消化のタンパク質は腸の中で腐敗し、硫化水素、インドール、スカトールなどの毒性物質を発生させ、悪玉菌が増え腸内環境も悪くなります。腸内環境を悪化させると、腸管免疫も低下していきます。

肉を消化するために胆汁の分泌も増えるのですが(この時点では一次胆汁酸)、もともと肉食をしていて腸内に悪玉菌が多いと、悪玉菌の作用によって一次胆汁酸が二次胆汁酸に変化します。

恐ろしいことに、この二次胆汁酸が大腸がんの原因になると言われています。なので、肉食や便秘(腸の粘膜が長く毒性物質や二次胆汁酸にさらされる)は大腸がんの原因になります。

肉を消化吸収するのがいかに大変で臓器に負担がかかるか分かりますね!!!

それから、知っていましたか?肉を摂りすぎると、歯や骨が弱くなること!肉食は血液を酸性に傾けるので、歯や骨からカルシウムが溶け出してきます(脱灰)。また肉はリンが多く、カルシウムが少ないのですが、肉をたくさん食べると血液中のリンが多くなります。血液中はリンとカルシウムが1:1でバランスよくあるのですが、肉食で血中のリンが多くなるとバランスをとるために、歯や骨のカルシウムが溶け出すのです。

他には、なんといっても動脈硬化の原因になりますね!確かに、肉は良質なタンパク質ですが、付属して一緒に摂っているものを考えてみてください!

肉、魚、豆のタンパク質は、栄養学的に最終的には同じアミノ酸でも、肉は動脈硬化の原因となるコレステロールが多いですね。魚はEPA・DHAなど血液をサラサラにする成分が含まれますね。豆類なら、イソフラボンなどのポリフェノールや食物繊維を摂れますね。

栄養を分析的にみるのではなく、食材全体でみることが大切だと思います。皆さんがご存じの通り、動脈硬化が進むと、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、認知症のリスクが上がりますし、老化が進んで老け顔になります。

ラードを想像してみるとわかりますが、肉の脂は常温で固体です。肉の脂が溶ける温度(融点)はだいだい40度~50度(牛と豚では若干の差はありますが)くらいです。牛や豚の平熱は39度くらいと、人間よりも高いです。体温が35度~36度くらいしかない人間の体の中では、肉の脂は溶けないので固まってしまいます。これが動脈硬化です!

植物油や魚油は常温で液体です。これらが血液をサラサラにする油なのです。冷たい水の中で泳いでいる魚の体の中でも固まらい油なのですから!

ここまで読むと、じゃ肉の何がよいの???と思いますね。

魚介類や豆類から十分にタンパク質は摂れますし、上記のことを考えたら「肉肉肉」食べなくてもよいと思います。

ただ肉を食べると、代謝が上がって体が温まるのは事実です。冷え性の方が肉を食べたがるのも納得がいきます。また肉を食べると、脳内でアナンダマイドが生成されて、多幸感が得られるというメリットはあります。

ですので、お肉が好きな方は普段から肉肉肉しないように心がけて、たまには好きなお肉を食べる!くらいにするのが楽しみもできていいのではないかなと思います。

« 2017年7月 | トップページ | 2017年9月 »

Contact