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2017年7月25日 (火)

水を飲みすぎると危険!~水中毒(低ナトリウム血症)~

みなさん、こんにちは!

この暑さでも毎朝のジョギングを欠かさないのですが、だいぶキツくなってきました。
滝のような汗がでて、熱中症に気を付けないと!と思っています。

そこで今日は、熱中症対策の水分補給の落とし穴について書きたいと思います。

大量に汗をかいた後や嘔吐・下痢をした後に、水道水やペットボトルの普通の水を飲みすぎると危険です!

汗や嘔吐・下痢で、電解質(ナトリウムやカリウムなどのミネラル)が失われた状態で、電解質がほとんど入っていない水分をたくさん摂ると血液が薄まってしまいます。これが水中毒(低ナトリウム血症)です。血液中のナトリウムの濃度が低下(血液が薄まって)すると、最悪の場合は死亡することもあります。(2007年アメリカのラジオ局が開催した水飲みコンテストで7L飲んで亡くなられた方がいました)

私が中学生の頃は、真夏の炎天下で部活を何時間もやって、汗を大量にかいた後に水道水をガブガブ飲んでいました。(しかも練習着の分厚いこと!暑くてたまらなかったですね)
あの頃はこまめに水分を摂る!という指導はなかった(むしろ水を飲むなー!と怒られていました)ので、今考えると本当に恐ろしいです!!熱中症のリスク、さらに水中毒のリスク、両方あったわけですから。

低ナトリウム血症になると、だるい(倦怠感)、頭痛、嘔吐などの症状が現れ、ひどい場合は痙攣、昏睡に陥り、最悪の場合は死に至ります。

血液を薄める水分を飲むと、体としてはこれ以上薄まりたくないので、嘔吐・下痢で水分を捨てようとします。水分を摂っても嘔吐してしまう場合は水中毒の可能性がありますね。

熱中症予防の水分補給として、塩分や糖分の入っている水分を選ぶということは常識になりましたが、これは暑い夏だけでなく、運動をする習慣のある方やサウナや岩盤浴、ホットヨガに行かれる方は、1年中意識していただきたいと思います。

スポーツドリンク、ORS(経口補水液)、自然塩とはちみつを入れた自分でつくったものでもよいです。
電解質(ミネラル)を失ったときは、ミネラル補給を!そして、ミネラルを効率よく吸収させるためには糖分が必要なので糖分も入ったものを選んでくださいね!

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