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  • 医師・イシハラクリニック副院長。
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Photo: Osamu Hoshikawa

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2012年12月

2012年12月 6日 (木)

何故りんごと人参の組み合わせか?

みなさん、こんにちは。

本格的に寒くなってきました!
私は「腹巻き+カイロ」スタートしました!

最近、テレビでも断食の話がよく取り上げられています。今日は「人参りんご ジュース」についてお話したいと思います。

私の父、石原結實が35年も前から提唱している「人参りんごジュース」健康法。世界中で昔から、自然療法を行なっている施設の多くがこの人参りんごジュースを用いて健康維持に役立てたり、病気を治したりしています。

なぜ人参とりんごの組み合わせなのか?
他の野菜や果物でも良いのではないか?と思われる方も多いと思います。人参りんごジュースには、1日に必要なビタミンおよそ30種類、ミネラルおよそ100種類が含まれています。

現代人は、「栄養過剰」の「栄養失調」という状態に陥っていると言っても過言ではありません。炭水化物、タンパク質、脂質の3大栄養素を体内で利用、燃焼するためには、ビタミン・ミネラルがたくさん必要になります。

しかし、産業革命以降、現代人はビタミン・ミネラルが豊富の胚芽をとってしまって、全粒粉ではなく精製した小麦粉、玄米ではなく白米、黒砂糖ではなく白砂糖のように、精白食品を多く摂るようになりました。

食べたものをエネルギーにかえるには、ビタミン・ミネラルが必要になるので、もともとビタミン・ミネラルの少ない食事をしている現代人はビタミン・ミネラル不足に陥る!これが、現代人の栄養過剰の栄養失調という意味です。

ビタミン不足、ミネラル不足が、がんをはじめ種々の病気の原因だという考え方もあります。

1982年に「ビタミンA・C・Eをとっていれば、がんは予防できる!」ということがアメリカ科学アカデミーより発表されました。このビタミンA・C・Eすべてを含んでいるのが人参!この発表をうけて世界中で人参ジュースが流行ったのです。

それから、人参とりんごには、万病のもとである「活性酸素」を除去するポリフェノールなどのファイトケミカル(植物性化学物質)が多く含まれています。

「1日1個のりんごは医師を遠ざける!」ということわざがあるように、人参とりんごの組み合わせがベスト!なのです。

漢方的にみても、人参とりんごは、どちらも体を温める陽性食品です。体を温めるということは、代謝をあげる、免疫力をあげる食材になります。なので、病気の予防につながるということが言えます。


私も毎朝、人参りんごジュースを飲んでいます。ぜひみなさんも朝食の代わりに、人参りんごジュースをはじめてみてください。きっと体調がよくなると思います。

ジュースを作る際は、ミキサーではなく、ジューサーでつくるのがポイントです。食物繊維は少なくなりますが、ジュースの目的はビタミン・ミネラルの吸収を早くするといこと。そのかわり、昼や夜の食事で、食物繊維をとるようにするとよいです。

~朝食を人参りんごジュースだけにすることのメリット~

朝は副交感神経がよく働いている時間帯なので、排泄の時間=デトックスの時間といってもよい。(朝は尿がよくでる、便がでる)

消化吸収させないで、胃腸を休めてあげると、排泄が増します。(漢方では昔から、「吸収は排泄を阻害する」という言葉あるように、食べると消化吸収するために胃にたくさん血液が集まってきます。そうすると、排泄の臓器である腎臓や大腸にいく血液が減るので、排泄がストップするということ。)

体をリセットするのに、食べない時間をつくることが大切です。

人間の
の細胞は糖分で生きています。低血糖発作はありますが、低タンパク発作、低脂肪発作がないことからも分かるように、糖分を補っていればOKということ。ですので、朝から卵やハム、魚など消化をするのに大変なものを食べる必要はなく、人参とりんごに含まれている糖分で十分、頭も働くということです。


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